【なりきり訳詞チャレンジvol.1】 もしもaikoがAre you lonesome tonight?を翻訳したら
突然思い立って始めた。飲みに行けないと毎日やたら暇なので。
あと体調をぶっ壊して食生活が変わってから滅茶苦茶ストレスが溜まっていたので。
なんで犯行の動機答えてるみたいになってるんですか?
個人的にノラ・ジョーンズのカバーが好きなのでそっちを貼ったけど、ロイ・タークというシンガーソングライターが作曲した曲で、エルヴィス・プレスリーのカバーが有名です。 ずっとプレスリーの曲だと思ってた。
なんかこう、久々に文章書いたら紹介下手すぎてわろてる。
対比として直訳もあった方が良いと思ったから一応置いておく。
[(ほぼ)直訳]
Are you lonesome tonight?
今夜は一人?
Do you miss me tonight?
僕が恋しくない?
Are you sorry we drifted apart?
僕たちが別れたことを惜しんではいないかい?
Does your memory stray to a brighter summer day
when I kissed you and called you sweetheart?
僕が君にキスをしてsweetheartと呼んだ光降り注ぐあの夏の日の中を、
君の記憶はさまよったりしないの?
Do the chairs in your parlor seem empty and bare?
客間の椅子には誰も座っていないのだろうか
Do you gaze at your doorstep and picture me there?
君は玄関先に 僕の姿を思い描いたりしないのだろうか
Is your heart filled with pain, shall I come back again?
もしも君がつらいなら、君のもとに戻ってあげようか?
Tell me dear, are you lonesome tonight?
ねえ教えて 今夜は一人?
と、こんな感じなんですが、
相手を慮っているようでいてひとりよがりな歌詞がaikoと相性が良いのではと思った。
というわけで、
[今回のルール(?)]
・笑えるくらい直訳する気がないaiko(重要)
・主語は「あなた」より「あたし」マシマシ
・ひとりよがりマシマシ
・「あなた」への注文が抽象的、というか鼻から伝える気がない叙事詩的なaiko
・核心に迫らないaiko
・季語が大好きなaiko
[もしもaikoがAre you lonesome tonight?を翻訳したら]
Are you lonesome tonight?
お元気ですか?今日は何をしていましたか?
Do you miss me tonight?
こんな夜はあなたのことを想う
Are you sorry we drifted apart?
今頃あなたも肩を落として、切なくなっていたらいいのに、なんて思ってごめんね
Does your memory stray to a brighter summer day
when I kissed you and called you sweetheart?
まぶたの裏に夏がきらめく
汗ばんだ首すじが愛しくて、キスして名前を呼んだ
白い光の中にあたしだけが迷い込んだまま
Do the chairs in your parlor seem empty and bare?
あなたの部屋の小さな椅子が好きだった
Do you gaze at your doorstep
玄関にしゃがんであなたを待つ時間が愛しかった
and picture me there?
一人分ぽっかりあいてしまったその空間に 時どき物足りなさを感じてね
Is your heart filled with pain, shall I come back again?
そうしてもし胸が苦しくなって 左側が恋しくなったなら
きっとあたしの名前を思い出してね
Tell me dear, are you lonesome tonight?
ああ、今日は何してたんだろうな 本当は今すぐ聞きたい
[感想]
オエーーーーーーーーーーーーーーーー
未来への期待値ゼロで絶望をポエムっぽくしたらaikoになることが分かった。
あまりに救いがなさ過ぎて途中から具合が悪くなってきました。数時間置きで交互に右半身と左半身が痺れたのはたぶんaikoの呪いだと思う。
あと、私の頭の中のaikoはどうも原文を尊重する心が微塵もないらしい(確かにそういうルールだったが)。原文に書いてないものは全部創作して構わないと思ってない?最近の実写映画か?
何の話ですか?
[教訓]
エルヴィス・プレスリーはaiko。
次回は【なりきり訳詞チャレンジvol.2】
~もしもディズニー訳詞家がAre you lonesome tonight?を翻訳したら~
を、引き続き暇だったらやります。
つまり歌メロに合わせた訳詞をしないといけないので、並大抵じゃない要約力が求められる。腕が鳴るぜえ・・・。
ところで余談ですが、今日職場でハエを追い払おうとして腕を振ったら手首がゴキゴキゴキッて鳴りました。これが加齢か・・・。
何の話ですか?
以上でした。デュエルスタンバイ☆
(ここまでがテンプレだってメンタリストのDaiGoが言ってた)
ようやくディズニーが辿り着いた答え
という誰目線なのか分からんタイトルで以前Yahoo!映画レビューを書いたところ、あろうことか当時役立ち度一位とやらになってしまった。ネットを初めて以来の快挙、というよりは、ほんの出来心でチラ裏的に書き殴った自分用メモが不特定多数の人の目に留まったことがマジで恐怖だった。
まあ、誤字を直した途端に役立ち度は見事リセットされてしまい、今や何の証拠も残されていないみたいなのでおそらくは夢か妄想だったのかもしれないが、少しでも好きな映画の興行収入に貢献できたのであれば駄文を書いた意味もあったのだろうなと思っているのでYahoo!映画レビューのクソシステムに恨みなど微塵ももっていません。涙はあの夜に枯れ果てた。
というわけで個人的な記録として、またズートピアのオスカー受賞記念としてブログに残しておくことにする。何度読み返しても一体誰目線でものを語っているのかまじで理解に苦しむ文章だ。
以下、なるべくこれからご覧になる方のためのレビューになるよう書いていくつもりです。(ある程度世間の熱が収まったら多分書き直します)
まず「見に行こうか迷ってるからレビュー読んでみっか」とレビューを漁っている方は今すぐ近くの映画館の上映時間を調べてほしい。見に行こうかな、まで思ったのであれば是非、今、この公開中に、劇場へ、何をおいても見に行ってください。(余談ですが、私は2Dで見て物凄く後悔が残ったのでもう1回3Dを見に行きます。可能なら是非3Dで見てください。)
ご存知の通り、本作は世界を牛耳るウォルト・ディズニーが自己史上最高の興行成績を叩き出した、もはや「問題作」です。間違いなく世界歴代興行収入映画にその名をならべます。どうぞ映画史上に名を残すであろう本作を目撃しにいってください。
注意点としては、できれば小さなお子さまとは見に行かないでください。デフォルメの可愛らしさから「動物たちが夢に向かって冒険に出る物語かしら」とお思いの方も少なくないかと思いますが、残念ながらこれは大きな勘違いなのでくれぐれもご留意いただきたい。
ここ数年のディズニー映画を見ている人は既に勘づいているかもしれませんが、近年ディズニーは自分たちが長年築き上げてきたディズニーの魅力を破壊する行為に出ています。つまり、夢を壊すこと。というより、ディズニーにおける夢の定義が変わりつつあるのかもしれない。
この世において本当に素晴らしいのは、言葉を話す動物でも、空飛ぶ絨毯でも、妖精でも、氷の魔法でも、王子様とお姫様が結婚することでもない。人は空を飛べるわけもなく、歌って踊れば万事解決というわけにも当然ながらいかない。人は人を騙すし、差別する。金や権力のために血を流すことも厭わない。そんな世界だけれど、自分を見失わず強く生きていこう。家族や友人を信じよう。恐れずに人を愛そう────最近ディズニーが重ねている暴挙の数々にはそんなメッセージを感じていました。
ここ10年くらい不審な挙動ばかり見せていたけど、今回でようやく本当にディズニーが表現したかった物語に出会うことができた気がします。思えばディズニーの魅力なんていうものは、始めから夢ではなく現実だったのかもしれない。
そんなわけで、世の中の汚い部分をディズニーはR指定も無しに公開するようになりました。本作に至ってはスタジオジブリで言うところのナウシカやもののけ姫くらいには相当するので、小さなお子さんが見たら怖がって泣き出すかもしれない。
そうでなくても、人種差別や宗教などなかなかヘビーなテーマをも包摂しているのでR12くらいには指定したいくらいです。
そして、これ程までにディズニーが強いメッセージを込めた映画をお子さま連れで見に行かれて「子供向けじゃなかった」とレビューを下げられるのはちょっと悲しい。ではどんな人に見てもらいたいか?ええ、子供の頃ディズニーに夢を見せてもらって育った大人たちには是非見ていただきたいですね。(精一杯のネタバレ)
ディズニーの2大監督を唸らせた映画音楽家マイケル・ジアッキーノの『ズートピア』における作曲について
映画『ズートピア』最大のネタバレと呼ばれる*1その劇中曲について推察していく。
いい加減何かしらの形にしないと王様の耳はロバの耳よろしく地面の穴に顔を突っ込んでこのネタバレを叫んでしまいそうになってきたので、奇行に走る前にここに書いておくことにします。とはいえ、物理的でないにしろここが実質私の掘った穴なので、奇行に走っていることには変わりありません。
概要とあらすじ
「実際のところ草食動物と肉食動物は大して仲良くない」「夢の警官になるも仕事は期待外れ」「この街で誰も君なんか相手にはしない」
ミュージカル映画ではない、だけど『ジュディの曲』が用意されている
「小さい頃は俺も君みたいにえらく頑張ってた、本当さ」
「ズートピアに来る奴は何にでもなれると思ってる。でも無理なんだよ、自分は変えられない」
「今日のことをよく覚えておくんだな。どんなに足掻いてもお前はニンジンを作ることしかできない間抜けなウサギなんだ」
Zootopia- Judy Vs. Gideon Grey
(1:10〜)
『ニックの曲』
「交通カメラだ!街中の様子が映ってる!ジャガーがどこに連れていかれたか……」「交通カメラに映ってる!」「ビンゴ!」
ディズニーの2大監督に手放しで褒められるジアッキーノ先生
ズートピアのように膨大な世界を描くには、エキゾチックで力強いだけでなく、エモーショナルな関係性を音楽で体現し得る人物が必要だった。私たちは映像でストーリーを示し、そしてジアッキーノはまさに音楽をもってそれをやってのけた。ズートピアは深層心理を終始物語っているスケールの大きな映画だ。あの非凡な世界に音楽をもたらす人選として、彼は完璧だった。
ズートピアの楽曲は完全に彼個人の直感から作曲されたにもかかわらず、その曲のもつテーマやストーリーテリングは完全に普遍的なものになっている。聴いた瞬間にこの音楽のとりこになってしまう筈だ。[バイロン・ハワード]
ジアッキーノの音楽はズートピアのインターナショナルなスピリットを的確に捉えている。彼と一緒に創り上げたこのありえない新世界を観客に体感してもらうのが楽しみでならない。
彼との映画作りはプロセスのようでプロセスでなく、まるで馴染みの友人と雑談しているような心持ちだった。
制作過程で私たちはズートピアについて語り合った。テーマやトーン、登場人物、エモーショナルな場面などをはじめ、この映画を作るにあたって私たちが影響を受けたもの、そしてこの映画に望むことに至るまで話した。するとジアッキーノは、なんとそこで話した内容を見事音楽に反映してきてくれたのだ。これぞまさに真の「創作のコラボレーション」だ。[リッチ・ムーア]
*1:コレが一体どこの界隈で「最大のネタバレ」などと呼称されているのかと言えば、恐らく私個人の中だけです。